あの星明かりを見ただろう?
日が暮れ落ちたら顔を出し、月が昇れば居なくなる。そうして夜が終わるころ、再び明るく輝いて、朝日の中へ消えていく。たったひとりで粛々と、夜の底へも行けなくて、真昼の空にも出られない。
それがどうにも愛しくて、この手を伸ばしてみたくって。
でもああいうのって届かないからいいんだよ。届かないのが当然だから、ずっと眺めていれるんだ。なんだただの石ころじゃんかって、幻滅したくないんだもの。
だからボクにとってのきみは、唯一無二の憧れで。
恋と呼ぶには、ずるすぎる。
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