よすがらを往く
タイトルロゴ個人制作
▶︎「よすがらを往く」紹介ページ
（遊戯王GX エド中心オムニバス／小説）
一本目に収録した十代との話（サマータイムの終わり）でロンドンの屋根の上を飛び回って移動する場面を書いていて、屋根の上から見下ろした街・道路をイメージして、太めの直線をはっきり交差させるデザインにしました。青緑色のシャドーも、縦に長いビルのシルエットが浮かび上がるようなイメージで入れています。
建物の隙間で道が交わることを、登場人物同士の運命が交わることと重ね合わせて表現しました。
ひらがな多めで漢字も難しくないので、デフォルメを考えるのが楽しかったです。「往」の字なんかはぎょうにんべんの面影がだいぶ薄いですね。
ザラっとした紙に書いたような質感にしたく、ガサガサ感のあるブラシを当ててニュアンスを出しています。
「行く」じゃないよな〜と思って「往く」の字をあてたんですが、意味合いを慎重に考えるなら「邁く」とか「徂く」のほうがよかったかも…う〜んでもわかりづらいよな〜。こういうのはあとでどうとでも言えるからよくないですね。